かりす馬くんblog(Twitter@charismakohei)

渋谷区円山町に棲息する幻のユニコーン、かりす馬くんのブログ twitter.com/charismakohei

【34】寵児マツダに見る弱者の戦略5

20140710_02

 

(1,2,3,4の続き)

 

前回に引き続き、マツダキールック戦略についてです。

 

マツダの商品ラインナップ」タッチ_のブログ | 人馬一体!はそれとして…w - みんカラ

 

この戦略のどこらへんが弱者の戦略と言われる所以なのか、また、スタートアップ起業において生かせると思った点を考えます。

 

まず、冒頭2において、そもそもマツダが経営危機に陥った原因である5チャンネル戦略について紹介しました。

 

結果的にマツダは大失敗してしまいましたが、業界最大手であるトヨタなどは、この5チャンネル戦略によって大きくシェアを伸ばし続けています。

 

トヨタ・レクサスディーラーの運営会社について │ LIFE with NX

 

このマルチチャンネル戦略の最大のメリットが、各チャネルごとに取り扱い車種やコンセプトを大きく変えることで、顧客の多様な趣味趣向やニーズに応えられるという点です。

 

例えば、上記写真1番右のレクサスは、言わずもがな知れた世界的高級車ブランドで、以前は、外国車に乗っていた層からの乗り換え需要も大きいです。

 

続いて、右から2番目のネッツ店は、クリエイティビティを全面に押し出した若者向けのカジュアル系ブランドライン。トヨタの古臭いイメージを払拭し、若返りを測っています。といったふうに、ブランドを複数持つことで、顧客の多様なニーズに答えることが可能となるのです。

 

(続く)