かりす馬くんblog(Twitter@charismakohei)

渋谷区円山町に棲息する幻のユニコーン、かりす馬くんのブログ twitter.com/charismakohei

【19】大好きなMVV⑦楽天「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする / 常識にとらわれず アイデアを重んじ イノベーションで 世界を変える」

ここまでは、主にベンチャーキャピタルのミッション・ビジョン・バリューをまとめてきましたが、ここからは、事業会社のミッション・ビジョン・バリューを見ていきます。まずはこちら。

 

イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする / 常識にとらわれず アイデアを重んじ イノベーションで 世界を変える」

 

これは、楽天のミッションです。こちらがビジョン(↓)

 

「グローバル イノベーション カンパニー」
私たちは世界中の人々が夢を持って幸せに生きられる社会を創るために 知力と創造力と想いを結集し、何事をも成し遂げていく企業文化のもと 常識をくつがえすイノベーションを生み出し続けることを目指します」

 

バリューはこちら(↓)

 

楽天主義
①ブランドコンセプト
ブランドコンセプトは、楽天グループの事業を通して実現しようとしている価値観を提示しています。


大義名分 -Empowerment-
長期的な成長を遂げられる事業とは何か?それは、社会的意義があり、社会から必要であると評価される事業であると考えます。楽天グループにとっての社会的意義は、エンパワーメントという言葉で表現出来ます。インターネットの特性を活かし、多くの人にチャンスを提供し、フェアな社会を構築する手助けをしていきたい。これが楽天グループの大義名分です。


品性高潔 -気高く誇りを持つ-
大義名分のある事業を行う場合に重要なのは、それを如何にして実行するかということです。ブランドコンセプトでは、それを品性高潔という言葉で表現しています。「気高さ」「誇り」「うそをつかない」「誠実」というスタンスが、楽天グループにおいて事業を行う上での大前提です。


用意周到 -プロフェッショナル-
いくら大義があったとしても、その事業を成功させられなければ、社会に貢献することは出来ません。成功するための方法論として、楽天グループでは、「成功の5つのコンセプト」を定めています。「成功の5つのコンセプト」を体現して、役員・従業員一人ひとりがプロフェッショナルに事業を進める。用意周到な事業の実行により事業の成功は得られると考えています。


信念不抜 -GET THINGS DONE-
大義名分のある事業であっても、厳しい競争の中で成功を収めることは簡単ではありません。しかし、事業を行う大義名分が確かなものであれば、簡単にはあきらめることは出来ないはずです。そのためには、状況に応じてアクションを再構築する。GET THINGS DONEの精神こそ、楽天グループの事業を推進する姿勢です。


一致団結 -チームとして成功を掴む-
楽天グループは、様々なバックグラウンドを持った人材が活躍している場です。その多様性をグループの強みにするためには、一人ひとりが、全体の方針に向かって、一致団結して進んでいくことが重要です。楽天グループはひとつの大きなチームである。チームワークよく、多様なメンバーの力を最大限発揮させられる組織こそが、成功を収められると考えています。


②成功のコンセプト
「ブランドコンセプトを実現する」という楽天の掲げる目標に揺るぎはありません。「楽天の目標」への共感度を強め、実現度を高めるために「成功のコンセプト」があります。


常に改善、常に前進
人間には2つのタイプしかいない。
【GET THINGS DONE】様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間。
【BEST EFFORT BASIS】現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間。


一人一人が物事を達成する強い意思をもつことが重要。
Professionalismの徹底
楽天はプロ意識を持ったビジネス集団である。
勝つために人の100倍考え、自己管理の下に成長していこうとする姿勢が必要。
仮説→実行→検証→仕組化


仕事を進める上では具体的なアクション・プランを立てることが大切。


顧客満足の最大化


楽天はあくまでも「サービス会社」である。
傲慢にならず、常に誇りを持って「顧客満足を高める」ことを念頭に置く。


スピード!!スピード!!スピード!!
重要なのは他社が1年かかることを1ヶ月でやり遂げるスピード。
勝負はこの2~3年で分かれる。

 

楽天のバリューは、行動指針が非常に詳細に定義されています。

 

また、ミッション・ビジョン・バリューがうまく相互に繋がりあっている点も、とても参考にしたいなと思いました。